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さて、『今日の一言メモ』第859回です。
「住まば都」「住めば都」
「住まば都」とは、同じ住むのなら、不便な土地よりも、便利で住みやすい都会のほうが良いという意味です。それに対して「住めば都」とは、どんな田舎であっても、そこに長く住んでいれば、慣れて住みよい土地に思えてくるという例えです。
言葉は似ていますが、意味は反対になります。でも「住まば都」という言い方は、まず聞きませんね。
「コンフォートゾーン」
コンフォートゾーン(Comfort Zone)とは、「快適な領域」という意味で、脳科学と心理学の用語です。領域とは、物理的な場所を示すだけでなく、精神的な領域も指しています。
人間はまったく無意識に、自分にとって一番快適な領域で生きているそうです。でも、この居心地の良いコンフォートゾーンに留まることは、現状維持に陥る危険信号です。ずっと立ち止まっていることイコール後退を意味します。
僕の座右の銘の一つに、「変わらないでいるためには、変わり続けなければならない」という言葉があります。まるで禅問答のようですが、要するに良い結果が出ている状態を持続するには、そこに至るプロセスを常にアップデートしなければいけない、という意味です。
でも、頭の中では変わらなければと思っているのに、今の状態が居心地良ければ、心は変わることへの抵抗を示します。「別に何も変えなくていいじゃないか。」「何かを変えて、今より悪くなったらどうするんだ?」……と。
そうです。変えることへの不安が、現状維持を強く求めるのです。
変わらないという選択は、成長を諦めること
次の言葉は、ビル・ゲイツのものです。
変わることがなければ成長することもない
成長することがなければ真に生きていない
行動を起こさずして成長することはできない。変わることを恐れずにチャレンジすることが、未来への可能性を広げることに繋がる、という意味です。
人生100年時代、人間いくつになっても成長を諦めたくないものです。そのためには、変化に抵抗し現状維持を求める内面の力に引っ張られないよう、成長に向かう原動力を常に養っていく必要があると思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.22記)